
コヴィディエンは医療専門家向けに製品・サービスを提供しております。
そのため、一般の方に対して広告宣伝を行っておりませんが、その製品を提供している治療・診断の分野は多岐に渡っており、様々な医療現場でお役に立っています。
ここにも、あそこにもコヴィディエンが。
こちらのページでは、一般の方向けに、わたしたちの製品が「医療施設のどんなところで、どのように医療に貢献しているのか」、その一部をご紹介させていただきます。
- NICU(新生児集中治療室)で
- >今、小さな産声をあげた重さ1000gにも満たない赤ちゃん。
NICUでは、早期産で生まれた赤ちゃんが自分の力でおっぱいを飲めるようになるまで、糸のように細いカテーテルを通して栄養を届けます。また、その足背にはセンサが巻かれ、血液中の酸素の状態を感知するモニタが、生まれたばかりの小さな命を24時間見守っています。
- 肝臓がんの診断をする検査室で
- >日本人に多いがんとして知られる肝臓がん。
この診断方法のひとつであるダイナミックCT撮影は、X線造影剤(ヨード造影剤)を注入した時の器官による分布のタイミングの違いが応用されており、がんの種類や進行度の判断に役立っています。
- 外科手術を始める手術室で
- >これから外科手術を受ける患者の胸には心電図を測定するための電極、耳からは体の深部の温度を測定するセンサ、指先には血液中の酸素濃度を感知するセンサなどが装着され、手術中の体の状態を絶えずモニタリングしています。全身麻酔の場合は、マスクから麻酔薬が導入され、その後も気管チューブを通して麻酔器が呼吸をサポートします。
>また、長時間にわたる手術では、脚部静脈に血栓ができやすくなるため、空気圧で脚部を圧迫することにより肺血栓塞栓病を予防するシステムや、体温が下がることで合併症が起きないよう温風で体を加温する装置も準備され、手術後の状態も考えたサポートを行っています。
- 大腸がんの摘出手術で
- 大腸がんを摘出する手術には腹腔鏡下手術と、開腹手術の両方がありますが、腹腔鏡下手術ではお腹に刺したポートを通して内視鏡下用の自動縫合器を使用し、開腹手術の場合は開腹用の自動吻合機・縫合器を使用します。また、手縫いする部位においても、用途に応じた様々な種類の縫合糸が用意されています。
外科手術においては、出血量を抑えることが重要となりますが、血管閉塞機能を持つ電気手術器具などが、手術現場で使用されています。
- 外科手術後の病棟で
- >無事に手術が終わり病棟に戻ると、体液や尿を体外へ排出するためのカテーテル、体内に栄養を投与するためのカテーテルや感染リスクを減らす閉鎖式輸液ラインを使用して、手術後の回復を助けます。
- 人工透析室で
- >人工透析は、週3回もの通院が必要とされる大変な治療です。治療の度に、透析用針を使用し、血液透析を行います。
- ICU(集中治療室)で
- >心臓の大きな手術を受けた方は、手術後、集中治療室に入ります。このような重篤なケースでは、無事に手術が終わった後も呼吸や循環、栄養など厳密に管理され、自分で安定した呼吸ができるようになるまで人工呼吸器が装着されます。その際、唾液が気道の下方に流れ込まないように、吸引ポートがついた気管チューブが使用され、肺炎の併発を予防します。
また、人工呼吸器と気管チューブの間には、人工鼻というフィルターがつけられ、痰が固くならないようにしたり、器械が装着された状態で安全に痰を取り除くため、閉鎖式気管吸引システムが用いられています。
- 患者に優しい外科手術
- >かつて、手術と言えばお腹や胸を大きく切開して行うのが一般的でした。しかし1980年代後半から始まった腹(胸)腔鏡手術が世界的に普及し、現在ではお臍に一つの切開を行い胆嚢摘出を行う『SILS(Single Incision Laparoscopic Surgery)』が行われるようになりました。
コヴィディエンは、開腹・開胸手術で使用される縫合器・吻合器、また電気メス、合成吸収糸の総合メーカーとして外科用手術器械の領域をリードしてきました。そして現在でも、低侵襲手術に用いる内視鏡下外科治療器具、血管閉鎖の際に異物を体内に残さないテクノロジーを搭載した電気手術器械、また、脳神経外科手術の際の硬膜閉鎖に用いるシーラント材等、患者に優しいテクノロジーを搭載した製品を供給しています。
傷跡の目立たない手術(SILS: 単孔式内視鏡外科手術)
- 様々な患者に対応する呼吸管理
- >人工呼吸器は、適切な換気量の維持、酸素化の改善、そして呼吸仕事量の軽減という大きく分けて3つの目的を達成するために使用されます。
手術後の呼吸管理、自分では適切な呼吸ができない呼吸不全患者に対して様々な場所で使用され、院内ばかりではなく一般家庭で過ごされる在宅患者にも使用されます。
コヴィディエンの人工呼吸器は医療現場のニーズに応じた沢山の機種をラインナップし、その性能は成人患者に留まらず体重500gの極低出生体重児から在宅患者までカバーし、NICU、ICU、一般病棟、一般家庭で幅広く使用されています。
2009年には主要モデルにガスリークの自動補正に関連する機能も付加され、人工呼吸器のリーディングブランドとして、医療現場の要望に応えて益々使いやすく、患者にも優しい人工呼吸器を提供しています。
- 人工呼吸による合併症の低減
- >人工呼吸器を使用している患者さんにとって、合併症であるVAP(人工呼吸関連肺炎)は大きな心配事です。このVAPにより、人工呼吸器の装着日数が増加してしまい、当然のことながら在院日数の延長が余儀なくされ、患者の負担が大幅に増大してしまいます。また、全体での医療コストを押し上げてしまう原因にもなっています。
VAPの主原因は、口腔内の分泌物などが気管チューブのカフの外側を通って肺内に侵入してくることだと考えられていますが、従来のカフでは防ぐことは難しいと考えられていました。
コヴィディエンの新型テーパー型カフは、従来より分泌物の流入を軽減し得る形状を持ち、VAP発症の低減、しいては患者の負担と医療コストの低減に貢献しています。
- 患者にとってよりよい栄養管理
- >患者の栄養管理は、治療にとても重要な要素です。近年では、院内にNST(Nutrition Support Team)と呼ばれる特別チームを設置し、より栄養管理に力を入れる施設が増えています。コヴィディエンは、高カロリー輸液用の中心静脈カテーテルだけでなく、感染予防となる閉鎖式輸液ラインや、早期経腸栄養をスムーズに開始させるための経腸栄養ポンプ、また長期的に口から摂取できなくなった患者に胃から直接栄養剤投与するための胃瘻を造設・交換するためのキットを開発し、医療現場における栄養管理をトータルでサポートしています。
- 安全な静脈カテーテル挿入
- >静脈に留置されるカテーテルは、栄養目的・薬剤投与・中心静脈圧測定・血液透析のために用いられています。以前は解剖学的に挿入・留置していましたが、近年は、目に見えない血管にカテーテルを挿入するために安全に配慮した設計のカテーテルや血管確認用のポータブル超音波診断装置を提供し、安全な手技の普及に貢献しています。
- 造影剤開発への貢献
- >疾患の診断で多用される技術のひとつに、画像診断がありますが、今日では「診断」以外にも、活躍の分野は広がっています。例えば、心筋梗塞などの虚血性心疾患で緊急搬送されてきた患者に対してカテーテルを挿入し血管造影することで、どの血管がどの程度ふさがっているのかをその場で確認しながらステントを留置するなど、救急現場の「治療」にも役立っています。
今日では、X線撮影、CT撮影などで一般的に使用されるこのヨード造影剤ですが、現在の造影剤の基本構造であるトリヨードベンゼン環を最初に開発し現在のX線造影技術に貢献しました。私たちはこの歴史を受け継いで、今日もX線造影剤などの造影剤を提供しています。
文中の緑字がコヴィディエンが取り扱っている製品です。
一般の方が目にすることの少ない製品の紹介を通じて、当社についてご理解いただく一助となるよう情報を提供しております。記載された内容は、医療現場における一場面を取り上げたもので、全ての医療施設や治療・診断に適用されるものではないことを予めご了承ください。